親御さまへ院長から伝えたい事
歯科矯正治療というものは、「歯科の治療の中で特異な分野」です。
安心して歯科矯正治療を受けたいとお考えになるなら
矯正歯科を専門に行う歯科医師にご相談ください!

お父さん・お母さんへ
私は、昭和62年12月以来、歯科矯正治療のみの診療を行ってきましたが、ここで親御さまに知っておいていただきたいことをお伝えします。「歯科矯正治療というものは、歯科の治療の中で特異な分野」であり、安心して歯科矯正治療を受けたいとお考えになるなら矯正歯科を専門に行う歯科医師で受けてください、という事です。
以下、歯科矯正の特異性についてお話しします。

歯というものは一晩二晩で動くというものではありません
歯というものは一晩二晩で動くというものではありませんし、上下の顎のかみ合わせの関係が不調和の場合(受け口や出っ歯の場合)、子どもでは顎の成長を利用して改善していくことになり、成長の変化は1か月や2か月で現れるものではありません。従って、一般に一人のお子さまを治すのに年単位で治療期間がかかります。
また、積極的な治療が終わっても、移動した歯というものは必ず後戻りしますし、子どもの場合はまだ成長が残っていますから、一旦出来上がった状態がずっと同じように続くとは限りません。かみ合わせが落ち着くまで数年は観察を続けなくてはなりません。

ここまで見届けて初めて治療がひとまず完了するという事になります。 一般に一人の臨床医が一人前になる過程は、大学で基礎教育を受け、卒後自分の進むコースの臨床経験を数年積むということになります。 歯科矯正の分野はどうでしょうか。上に述べましたように、一人の子どもさんの治療を最後まで見届けるのに10年近くはかかります。また、数多くの患者さまを同時に診始めないと、多くの臨床経験を積めるものではありません。虫歯や抜歯などの外科処置などは、矯正治療と比べればはるかに短期間で結果が出ます。 一般の歯科医は歯科矯正医に比べて短期間で臨床経験が積めるわけです。この点が、歯科の分野での歯科矯正の特異性で、一人前の歯科矯正医になるためには長い時間が絶対必要であるという事を、しっかり認識してください。
親御さまがご自分のお子さまの歯並びを気にされた時、さてどこで矯正治療を受けようかという事になります。一般歯科医院の所でも看板には「歯科、矯正歯科」と書かれているところがあります。日本の医療法では標榜するのに一切規制はありません。 その科の医療レベルを担保するものではないという事を知っておいてください。
一人の歯科医が、虫歯も抜歯等の外科処置も歯周病治療も、加えて結果が出るまで長期の治療期間が必要な矯正治療もすべて高レベルの治療水準にあるという事は、絶対と言っていいほどありません。 場合によっては、矯正治療だけが大学の矯正科に籍を置く矯正医がアルバイトで来ている処もあります。何度もいますが、歯科矯正治療は完了するまでに長期間かかります。
アルバイトの矯正医はそのうち自分がどこかで開業するのを潮に辞めていき、たとえ代わりに別の若い矯正医が来たとしても、治療方針が前医と同じとは限りませんし、臨床経験が浅いゆえに確実に治療結果をだせるのかも不安な面があります。結局、そんな時に一番困るのは患者さまです。
「それでは、どのように選べば良いのでしょうか。」
日本では大学卒後、歯学部の歯科矯正学講座に最低5年常勤で在籍してはじめて歯科矯正医としての肩書が付き、その後歯科矯正とかかわりのある職歴を経て一人前の矯正医になりますので、その医院のホームページに載っている医院長の経歴欄をよく見て、上のことを確認してください。 経歴が載ってない場合は、全く話になりません。また、アルバイトの矯正医が来ている場合は、その先生がこれから何年そこに来るのか、卒後何年の方なのか(開業予備軍ですからまだ若い方が多いです)等をしっかり確認したほうがいいと思います。ですが、ここで言いたいことは、そんな手間暇かけずに、まず一番に「○○矯正歯科医院」と、看板がでているところに初めから受診するのがいいということです。
当院における小児矯正の考え方
小児矯正は、単に歯をきれいに並べる治療ではありません。 顎の成長を正しく導き、噛み合わせや呼吸、姿勢、将来の健康までを見据えた治療です。 私たちは、お子さまが健やかに成長し、将来にわたって自信を持って笑えるようになる矯正治療をご提供したいと考えています。
成長期のお子さまは、顎の骨がまだ柔らかく、発育途中にあります。
この時期に顎骨の成長に合わせた歯の配列や噛み合わせの誘導を行うことで、将来的に歯列が安定しやすくなり、大人になってからの大がかりな矯正治療や抜歯のリスクを減らすことができます。
当院では、常に最新の技術と知識を取り入れ、お子さま一人ひとりの成長段階や性格、ご家庭の考え方に合わせた最適な治療を行っています。
日本の一般的な矯正治療の考え方では、前歯の並びを重視して治療計画を立てることが多く、 その結果、スペース不足により将来的に抜歯が必要になるケースも少なくありません。
一方、私が学び実践しているアメリカの矯正治療では、臼歯の位置づけを第一に考える治療(MOOテクニック)を行います。 まず臼歯を本来あるべき位置へ導くことで、顎の中にスペースを作り、そのスペースを使って前歯を無理なく並べていきます。 この考え方は、成長期のお子さまにとって特に相性が良く、 本来抜歯が必要のない骨格のお子さまを、非抜歯で治療できる可能性を高めることができます。
さらに当院では、小児矯正において「気道(Airway)」という視点を非常に大切にしています。 気道は、顎のすぐ後ろに位置し、呼吸や睡眠と深く関わっています。 顎の成長が不十分なまま歯列が内側に並んでしまうと、舌が後方へ押し込まれ、気道が狭くなりやすくなります。 気道が狭い状態は、
・いびき
・口呼吸
・眠りの浅さ
につながることがあり、子どもの場合、集中力や学習面、情緒面にも影響を与えると言われています。
小児期は、顎の成長とともに気道を広げていける貴重な時期です。
非抜歯を基本とし、顎の成長を正しく導くことで、気道のスペースを確保し、睡眠の質を高めることが可能になります。
睡眠の質が改善されることで、
・日中の集中力
・学習効率
・情緒の安定
など、お子さまの成長全体に良い影響が期待できます。
私は、MOOの考え方は小児期の気道の問題を改善する上で非常に相性が良い治療法だと考えています。
歯並びだけでなく、「成長」「呼吸」「睡眠」「将来の健康」まで見据えた小児矯正にご興味のある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用について
1:う蝕、歯肉炎を引き起こしやすい。
装置装着時にその装置にあった歯ブラシ等の使い方を説明し練習していただきますが、実行するのは患者さん自身ですので治療
を受ける前にしっかり考えて決めてください。
2:歯根吸収。
歯の根っこの先が吸収され短くなることです。歯科矯正治療を受けた場合は、多かれ少なかれ起こります。
起こらないよう対策はありますので慎重に治療を進めていきます。
3:後戻り。
歯を動かす治療が終わってから勝手に歯が動いてしまうことがあります。こうならないように、前歯の裏側に細いワイヤーを張り付け固定し長期間その状態を維持していきます。他にリスクではないですが不快事項としてお伝えしなくてはならないことに、痛みがあります。歯に力をかけると、翌朝から三日間食事の時にものを噛むと歯に響く痛みがあります。成人の方ほど強く出る傾向にあります。以上のことをよくお考えになったうえで、治療を受けられるか否かお決めください。


![奈良の子ども矯正歯科 [みやもと矯正歯科医院]](/wp-content/uploads/fix_miyamoto-orthodontic-office_logo_jpn.png)